VIO脱毛にともなうトラブル・毛膿炎

シェービングによるカミソリ負け、毛抜きを使ったあと毛穴が赤く腫れる、など、ムダ毛の自己処理には肌トラブルがつきものです。では、サロンで処理してもらえばトラブルとは無縁かといえば、必ずしもそうではありません。

 

光脱毛やレーザー脱毛を受けたあとに多いトラブルとしては、毛膿炎があげられます。これは、毛穴に雑菌が入り込んで化膿し、膿がたまる症状です。一見したところでは白ニキビによく似ていますが、つぶしてもニキビのような芯がないことで判断できます。

 

人間の体には雑菌がしょっちゅう付着していますが、皮膚の防御機能や免疫機能によって、菌の侵入や、繁殖を防いでいます。でも、脱毛の施術を受けたあとは、毛根を焼いたときの熱で毛穴もダメージを受けており、抵抗力が低下しています。そうした状態で菌が入り込むと、排除することができずに炎症を起こしてしまうのです。

 

女性モデル

 

毛膿炎はどの部位にも発症する可能性がありますが、特に症状が出やすい部位というのがあります。その中の一つが、陰毛のあるデリケートゾーンです。デリケートゾーンは手や顔と違って常に下着に包まれています。

 

また太い血管が通っていることで皮膚の体温も比較的高く、どうしても蒸れやすくなります。つまり、適度な温度と適度な湿気という、菌の繁殖に適した環境になっているわけですね。陰毛の白髪を脱毛したい人などは注意が必要です。

 

また、もともとデリケートゾーンは雑菌が付着しやすい環境でもあります。まず、少し不潔な話ですが、排泄器官が近いため、たとえば尿の飛沫など排泄物が陰毛に付着することも多くなります。それから、粘膜に腐性ブドウ球菌という常在菌が存在していることも理由の一つです。

 

通常、この常在菌は、もっと厄介な病原菌が陰部に入り込むのを防ぐという役割があるのですが、前述のように脱毛によって皮膚の抵抗力が落ちると、保護するはずの常在菌が、逆に炎症などのトラブルを引き起こしてしまうのです。

 

陰毛の白髪脱毛では、施術後に患部を清潔にしたり、冷やして炎症を抑えるなどのケアが、他の部位よりも重要になります。毛膿炎は放置しておいても数日で自然治癒する症状ですが、熱を持っているなど重症化している場合は、早めに皮膚科に相談してください。